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「消費税増税前の大規模修繕工事」は大間違い!

kage

2013/01/25 (Fri)

消費税増税前の大規模修繕工事は本当にお得か!?

年金問題、医療費問題、赤字国債問題、収入に対して支出があまりにも大きいわが国の財政問題を考えると、消費税増税はこれまでも、そしてこれからも議論が続いていくものと思います。

そして、大規模マンションの大規模修繕工事において、この増税は大きな影響があります。

特に消費税増税を控えている場面で、「大規模修繕工事を消費税増税前に発注をしよう」という意見が出てくることがよくあります。だからって、消費税前にあわてて工事発注をする必要があるでしょうか?

これまで消費税3%が導入され、その後現在の5%に増税された時の経験を思い出してみると、かならず「駆け込み需要」が発生し、工事費全体のコストが消費税増税に向けて徐々に徐々にアップしていきました。

一方で消費税増税後は、駆け込み需要の残骸として、閑散期に突入しまし、業者さんは「消費税増税分値引きをします」と営業マンは口をそろえて話をしていました。このマインドは、今回の増税でも変わるものではないと思います。

つまり、消費税の増税と合わせて、需要と供給のバランスによる工事本体価格の変動があります。

したがって、消費税増税前の駆け込み需要にあわせての大規模修繕工事発注が必ずしもコストメリットがあるとはいえません。

むしろ、大規模修繕工事のサイクルを考えると、じっくりと構えて、消費税増税に左右されずに、建物の本質的な劣化度合いや、汚れ具合を客観的に考えて、今後30年間程度の長期的なライフサイクルコストを計算して検討するほうがいいでしょう。

つまり、消費税増税というだけで、桁の大きな金額が必要となる大規模修繕工を早くやろうという発想は大間違いなのです。冷静に考えれば誰でもわかることなのですが。

しかしながら、あらゆる本やWEBをみても「消費税増税前に工事を発注するべき」とか「大規模修繕工事前倒しのメリット」などと書かれています。これは大きな落とし穴ですのでご注意を。

大規模修繕工事を控えているマンション管理組合のみなさんもじっくりと考えてみて下さい。

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